rz16cr’s blog

多趣味の引き出し

丸1年使用したPENTAX K-70を振り返る

 おはようございます。近頃次のカメラで悩みすぎて頭がパンクしかかっているrz16crと申します。K-1に行くかオリンパスに行くか.... hmm...

 

 早速本題に入っていきます。

 昨年の4月頭に購入した『PENTAX K-70』を丸1年以上が経過したので、じっくり使ってみて改めてどう感じるか述べていきます。

 1年前に執筆した記事では初の一眼に舞い上がって褒めちぎるようなレビューをしたと思いますが、1年間使っている内に利点や弱点も見えてきました。

 今更K-70を検討している方は多くないと思いますが、少しでも参考になればと思います。

 

         K-70の優れている点

 

  • 画質

 エントリー機という事で画質への期待値はあまり高くないと思いますが、2400万画素のAPS-Cセンサーを搭載しているので、単純に解像度は多くのAPS-Cセンサー搭載の一眼カメラに劣らぬ画質を叩き出します。上位モデルとは機能面で差が出てくると思いますが、単純に画質だけなら大差はないかと。

 

  • 2つの電子ダイヤルを搭載

 K-70が他社のエントリー機と比べて最大のアドバンテージだと思う点です。ファインダーを覗きながら即座に絞りとシャッタースピードを変更できるというのは、快適な撮影体験を味わう上でかなり重要な要素だと思います。他メーカーのエントリー機の場合、ボタンを押してからダイヤルを回す、という1アクション多いだけでも大変煩わしく感じられるのではないでしょうか。

 

 

 

 

         K-70の不満を覚える点

 

  • AFの測距点が少ない

 K-70は11点の測距点しか搭載していません。他メーカーは45点といった測距点を搭載している物もあり、K-70が大きく劣る点だと思っています。AFの精度自体は悪くないですが、測距点の少なさは狙った箇所にAFを当てられないという意味で不利だと感じました。

 

  • AFポイント操作がしづらい

 エントリー機なので当然ジョイスティック的な物は存在しません。そこで長らく中央固定で使用していましたが、探してみたらAFポイント操作は可能でした。ただ、その操作性に問題を感じまして、十字キー中央の決定ボタンを長押してから十字キーで操作、移動させたら長押しで決定。一連の流れはそんな感じですが、どうしても長押しで決定を忘れて、決定ボタンを押して中央に戻ってしまったりと煩わしさを感じる場面は多かったです。

 

  • 露出計が参考にならない事がある  

 大まかに露出の程度を示すバーがファインダー内に表示される訳ですが、中央に合わせて撮影してもやや露出アンダーだったりオーバーだったりとまちまちで、結局は自身の勘で撮影するしかなかったりします。そして撮影した写真をモニターで確認するわけですが、太陽光の下だとこれが全く見えず、良さげに見えても帰宅して確認するとに露出を外していたというシチュエーションは本当に多いです。

 

  •  モニターを閉じているとISO感度を変更できない(追記)

 ファインダーを覗いている際に、夕暮れや夜間だとモニターの表示が眩しくモニターを閉じたまま撮影をする時があるのですが、モニターを閉じているとISO感度を変更することができません。電源を入れる度にINFO→十字右2回→決定 という動作を繰り返すのは中々億劫に感じられるんですよね。ファインダーを覗く際に自動で検知して液晶を消灯してくれるK-3MarkIIIや他社ミラーレス機は快適そうですね。

 

 個人的に最大の不満に感じる点は3番目でして、ミラーレスへの乗り換えを検討している最大の要因になります。

 

と、1年使用してこんな感じで利点と欠点をそれぞれ把握した感じですが、AF周りの欠点はメーカーが重きを置いている風景撮影にはそこまで影響はなかったりします。私自身が思いの外オールラウンダーに撮りたい人間だったので、不満を覚える場面が多かったという話になりますね。

 

 

 冒頭で記載したオリンパスへの乗り換えを検討した理由については、ファインダー内で撮影した写真を確認できるらしいミラーレスに大きな魅力を感じての事です。失敗も含めて楽しめる一眼レフに対し、確実に撮影出来るミラーレスに魅力を感じました。

現在ミラーレスを展開しているメーカーは多い(というかペンタックス以外すべて)ですが、オリンパスに絞ったのには単純にデザインが好みという点が大きく、他には手ぶれ補正が強く1秒露光も手持ちで可能という話を聞いたのも強いですね。それと、唯一センサーサイズを一本化しているので、すべてのレンズがそのまま使用可能というのも分かりやすくて良いです。同社で欲しいレンズがあったけど、APS-C用でフルサイズでは使用不可だった的な事例は起きない訳ですから。

 

 そんな感じで、K-70を1年間使用してみた感想を述べてみました。

失敗をしないためにミラーレスが欲しい訳ですが、失敗も含めて楽しい一眼レフとしてこのK-70は残しておくつもりです。

この記事の内容を購入する上での参考材料にするという人は多くないと思いますが、以上の欠点を欠点と感じない人にはドンピシャだと思います。ペンタックスライフを楽しんでください。

 

 ではまた。